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株式会社 信栄堂眼鏡店
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sineido@meganeshop.com
〒350-0066
埼玉県川越市連雀町10-1

メガネレンズのカーブ

当店のサングラスの商品ページには、レンズカーブの記載があります。

サングラスの場合、6カーブ、8カーブが主となっています。
いわゆる、ハイカーブといわれるレンズカーブです。

カーブの数値は大きくなるほど、レンズの湾曲が強くなっており、
サングラスの場合、周辺部からの光線や光の浸入を抑えるために、顔に沿うようなレンズデザインが有効となります。

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このレンズカーブですが、大雑把には、レンズ前面の曲率半径によって決まっています。
前面のカーブはほぼ左図のようになっています。

最近の一般的な視力補正用のレンズでは、メーカー、レンズ材質、度数によりカーブ設定が異なりますが、球面タイプのレンズでは2〜3カーブ、非球面タイプのレンズでは1〜2カーブに設定されている事が多いようです。

一般の視力補正用のレンズの話しですが、レンズカーブの設定は、かつては眼球の回旋を考慮し5カーブ程度の設定に設計されているものが多く存在しました。

近年主流となっているレンズに非球面タイプというものがあります。

レンズ周辺部の歪み、収差を少なく抑えるために設計されたレンズで、前面のカーブ設定が、均一な球面形ではなく、周辺部で曲率を変化させている事から、非球面レンズと呼ばれています。(※両面非球面タイプもあります)
眼球の回旋も計算された設計となっていますので、前面のカーブを浅く設定する事が出来ます。
これにより結果、レンズの厚みが抑えられる仕組みとなっています。


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左の図は同じ近視用の度数で、それぞれのレンズカーブで製作した場合のレンズの断面図です。
レンズカーブが強いほうがレンズのコバが厚くなりまます。

サングラスを度付きにする場合、前述のハイカーブの有効性と、レンズの厚みを天秤にかけて、カーブの選択をする事が大切です。
度が強い場合、ハイカーブレンズではレンズが厚くなりすぎてしまう場合があります。
このあたりは後日のブログでまた!

さて、このレンズカーブですが、実はお国柄があります。
ご存知の通り、日本人は高品質なもの、体裁の良いものを好む傾向があります。

メガネレンズでは、遠近両用の場合、日本では境目の無い遠近両用レンズ(累進多焦点レンズ)が主流となっていますが、欧米では今でも境目のある遠近両用レンズ(二重焦点レンズ)の多く使われています。二重焦点レンズのほうが優れている点も多いんですけどね。

単焦点レンズでは、日本の現状は非球面レンズが主流となってきましたが、欧米では球面タイプが多く使われているようです。
これにより、おのずとフレームのデザイン、設計にも違いが表れています。
国産の眼鏡用フレームは、基本設計が3カーブ前後、
これに対して、欧米製のフレームの場合は5カーブ程度の設定が多いんです。

例えば
LAMATTA LM3023 col:3 made in ITALY
07121.jpg

レンズカーブに合わせて、フレームカーブを修正してレンズをフレームに入れますが、デザイン性の高いフレームの場合、修正が大きすぎると、デザイナーの意図しない雰囲気となってしまう場合があります。例えばですが、5カーブ設定のこのフレームにカーブの浅い非球面レンズを入れた場合、言葉は悪いですがのぺ〜っとした平らな出来上がりとなってしまいます。

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レンズの選択では、カーブの事や厚みの事を考慮し、フレームの選択では、フレームの形状、度数、瞳孔距離等を考慮してオススメするように致しております。

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